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Posted by ミリタリーブログ at

2012年02月09日

ヘビーウェイトにデュラコート

ヘビーウェイト素材にデュラコートを塗装した品物を紹介します。
ヘービーウェイト素材は特殊な樹脂素材ですが、めっきするにも塗装を施すにも表面処理が厄介な素材です。
強度な粘着/密着性を誇るデュラコートはヘビーウェイト素材に塗装しても従来の性能は生き続けます。時間が経過してもパラパラと剥がれ落ちる心配はございません。

Tactical Parker タクティカル・パーカー色。
「タクティカル」とはつやの無い仕上がりです。デュラコートに混ぜて完全マットに変えれます。そして「サンド(砂)」は梨地材で、これを混ぜるともっとざらついた感触に変わります。同じ色でも混ぜ方により幅広い色と質感が得られるミルスペック塗料なので、軍隊から民間まで多くの支持を得ています。





下のオリーブドラブと比べて頂ければ分かると思いますが、タクティカル仕上げは光の反射はミュートされています。オリーブドラブは何も混ぜてないデュラコートオリジナル色です。

Olive Drab オリーブ・ドラブ色。




Gold 金色
「パール」が入った様な金色です。ベレッタにも塗装してみました。








ついでにですが、デュラコートの屈曲と強度テストも紹介します。


前回のビデオ同様に鍵でガリガリと「削って」みましたが、擦った様な痕だけが残ります。塗膜は剥がれていません。硬質アルマイトも固い皮膜でできてますが、一度剥がれると周りも剥がれ易くなります。デュラコートの場合は決してその様な事はありません。次の屈曲テストをご覧下さい。

0.1mm圧を2枚重ねたアルミに曲げられるところまで折り目をつけました。

そして折り目を広げたところです。常温乾燥のデュラコートは、KGガンコートとは異なる塗装理論でミルスペックを得ています。ガンコートは固い塗膜で剥がれにくくしてあり、デュラコートはその逆で、頑丈な塗膜でありながら屈曲性を最大限にして剥がれにくくしています。どちらも実銃塗料でミルスペック、各国の特殊部隊が使用されています。
余談ですが、米国民間の間ではデュラコート派とガンコート派に分かれる程信者がいる位です。弊社はデュラコート代理店としてデュラコート派ではいけないのでしょうが、ガンコートもデュラコートも両方銃の質感を向上する塗料ですのでお試し下さい。想像以上にこのミルスペック塗料に魅かれると思います。
  

Posted by suzutomo at 00:16デュラコート