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2012年11月06日
セラコート塗装の認定加工所となりました
皆様おはようございます。
先月は３週間の長い出張となり、ご依頼者様や関係者様にご迷惑をお掛けして申し訳有りませんでした。
出張と聞かれて沢山の方々からご依頼をお受けした時はびっくりしましたが、これからも何卒宜しくお願い致します。
私自身は米国に25年程の居住経験があり、今回の渡米は12年ぶりの東海岸、10年ぶりの西海岸、6年ぶりのハワイとなりまして、懐かしい思いが沢山でした。出張のお話は次回の機会を伺って訪問先や見た物、経験した事などご紹介したいと思います。
今回の出張目的の一つはNIC社からセラコート塗装の認定指導を受ける事でした。
NIC社はオレゴン州の南、カリフォルニア州と州境の工業町、ホワイトシティーにあります。
この工場で生産、品質管理から販売など行っている。
実はNIC社を伺う前にテキサス州でKGガンコートを生産するKG社にも立寄ましたが、KGと比較するとNIC社の生産品質管理が徹底している事でした。家庭産業のKG社とは違ってNIC社は工場内に実験/研究室、製造室、塗装設備など充実しており、その他広報、銃産業、ミリタリー産業、その他の産業の担当が分かれています。製造室など工場内の全域を皆様にお見せする事ができず残念ですが品質管理の行程など紹介します。
出荷前に各ロットは品質チェックが行われる。品質管理/研究室にはセラコートの色見本があり、サンプルの色に合わせてチェックされるます。
このデジタル色彩測定器でロットの色がサンプルの色と適合されているか試される。
スクラッチテストやテープ剥がしテストで塗膜の固さや密着度を確かめる。セラコートは一番固いとされる９Hで、これはKGガンコートと同等である。
この程度の刃では生地まで傷が達さない。
塩水耐久テスト。どの表面処理よりも耐久性があるので海兵隊も今度のMEUは全部セラコート処理に決まった。
この装置は紫外線で色あせの耐久を計る。アフガンやイラクなどの灼熱の日差しを再現して精度をだす。これで長期のミリタリー作戦でも安心。
砥石で摩耗テストも行う。これは下記のビデオを拝見して頂くと分かり易いのでご覧下さい。
納得頂けたでしょうか？最後に残ったのはミルスペック塗料のデュラコート、KGガンコート、セラコート。その中でもセラコートは他と比べ物にならない程の結果が出てます。
今回はこの実銃パーツなどを塗ってセラコート加工の事を学んできました。
1911の実銃ですが、重さ以外はトイガンと変わらず、窪みなど際のある所を丁重に塗装しなくてはならない。
ショットガンのレシーバーに鈴友株式会社のマスキングを入れてみた。
デジタルカモフラージュやステンシルカモフラージュなどもNIC社の加工法を教わる。
セラコートは銃用だけに作られた訳ではない。工業使用でも幅広く使われています。これは高熱対応のセラコートC。焼付けしない常温乾燥タイプの塗料です。
工業用と言っても、車やオートバイだけでなくセラコートはFOSSILなどの時計にも使用されている万能塗料。
次回のショットショーで発表されるOakleyのセラコートバージョン。少し工夫をすればプラスチック樹脂にも塗装ができるから凄い。
セラコートで塗装されたハンドガンとライフル。
出張から戻って来た時には認定書が届いてました！
セラコートの実績が物語、今はシグ、スミス＆ウェッソン、コルト、レミントン、LWRC、DPMS、ウェザービー、トンプソンセンターアームズ、ナイトホーク、ウィルソン、バレット、ナイツアーマメント、アドバンスドアーマメント、FN USA、BAEシステムズ、ドレーク、POF、クリス、トロイやその他の沢山の良く知られた実銃メーカーがセラコートに移行しています。
勿論ミリタリーでは米国陸軍だけでなく海軍、海兵隊、空軍などもセラコートに変えて来ています。NIC社は軍事用のGEN2セラコートなど開発して他の塗料メーカーを引き離しているのですが、この事は今度また説明致しますのでお楽しみにしていて下さい。
セラコート加工は個人から業者様まで引き受けていますので、お気軽にご相談下さい。設備ある業者様には販売も致していますので、お問い合わせ下さい。
先月は３週間の長い出張となり、ご依頼者様や関係者様にご迷惑をお掛けして申し訳有りませんでした。
出張と聞かれて沢山の方々からご依頼をお受けした時はびっくりしましたが、これからも何卒宜しくお願い致します。
私自身は米国に25年程の居住経験があり、今回の渡米は12年ぶりの東海岸、10年ぶりの西海岸、6年ぶりのハワイとなりまして、懐かしい思いが沢山でした。出張のお話は次回の機会を伺って訪問先や見た物、経験した事などご紹介したいと思います。
今回の出張目的の一つはNIC社からセラコート塗装の認定指導を受ける事でした。
NIC社はオレゴン州の南、カリフォルニア州と州境の工業町、ホワイトシティーにあります。
この工場で生産、品質管理から販売など行っている。
実はNIC社を伺う前にテキサス州でKGガンコートを生産するKG社にも立寄ましたが、KGと比較するとNIC社の生産品質管理が徹底している事でした。家庭産業のKG社とは違ってNIC社は工場内に実験/研究室、製造室、塗装設備など充実しており、その他広報、銃産業、ミリタリー産業、その他の産業の担当が分かれています。製造室など工場内の全域を皆様にお見せする事ができず残念ですが品質管理の行程など紹介します。
出荷前に各ロットは品質チェックが行われる。品質管理/研究室にはセラコートの色見本があり、サンプルの色に合わせてチェックされるます。
このデジタル色彩測定器でロットの色がサンプルの色と適合されているか試される。
スクラッチテストやテープ剥がしテストで塗膜の固さや密着度を確かめる。セラコートは一番固いとされる９Hで、これはKGガンコートと同等である。
この程度の刃では生地まで傷が達さない。
塩水耐久テスト。どの表面処理よりも耐久性があるので海兵隊も今度のMEUは全部セラコート処理に決まった。
この装置は紫外線で色あせの耐久を計る。アフガンやイラクなどの灼熱の日差しを再現して精度をだす。これで長期のミリタリー作戦でも安心。
砥石で摩耗テストも行う。これは下記のビデオを拝見して頂くと分かり易いのでご覧下さい。
納得頂けたでしょうか？最後に残ったのはミルスペック塗料のデュラコート、KGガンコート、セラコート。その中でもセラコートは他と比べ物にならない程の結果が出てます。
今回はこの実銃パーツなどを塗ってセラコート加工の事を学んできました。
1911の実銃ですが、重さ以外はトイガンと変わらず、窪みなど際のある所を丁重に塗装しなくてはならない。
ショットガンのレシーバーに鈴友株式会社のマスキングを入れてみた。
デジタルカモフラージュやステンシルカモフラージュなどもNIC社の加工法を教わる。
セラコートは銃用だけに作られた訳ではない。工業使用でも幅広く使われています。これは高熱対応のセラコートC。焼付けしない常温乾燥タイプの塗料です。
工業用と言っても、車やオートバイだけでなくセラコートはFOSSILなどの時計にも使用されている万能塗料。
次回のショットショーで発表されるOakleyのセラコートバージョン。少し工夫をすればプラスチック樹脂にも塗装ができるから凄い。
セラコートで塗装されたハンドガンとライフル。
出張から戻って来た時には認定書が届いてました！
セラコートの実績が物語、今はシグ、スミス＆ウェッソン、コルト、レミントン、LWRC、DPMS、ウェザービー、トンプソンセンターアームズ、ナイトホーク、ウィルソン、バレット、ナイツアーマメント、アドバンスドアーマメント、FN USA、BAEシステムズ、ドレーク、POF、クリス、トロイやその他の沢山の良く知られた実銃メーカーがセラコートに移行しています。
勿論ミリタリーでは米国陸軍だけでなく海軍、海兵隊、空軍などもセラコートに変えて来ています。NIC社は軍事用のGEN2セラコートなど開発して他の塗料メーカーを引き離しているのですが、この事は今度また説明致しますのでお楽しみにしていて下さい。
セラコート加工は個人から業者様まで引き受けていますので、お気軽にご相談下さい。設備ある業者様には販売も致していますので、お問い合わせ下さい。