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Posted by ミリタリーブログ at

2013年04月10日

KGガンコートの工場

おはようございます。
やっと暖かくなって活動しやすくなりました!
新スタッフ、深沢、岩本、桑原が入り自分の仕事が減った様な増えた様な(あれ?)感じですが、彼等の仕事とその段取りが巧く噛み合い始めるのを待つ日々です。

新人でごった返しているガンテーラリング部門ですが、取り敢えずミリブロにも少しずつ復帰が望めそうです!

さぁ、今回は以前からご紹介したかった去年のお話。
セラコートのNIC社をお伺いする前にKG社工場に行きました。
ここはオーナーのジョー・ファジオ筆頭に妻、息子が勤務している塗料、銃器油、クリーナーなどを製造するメーカーです。

工場は現在テキサス州オースティンにあります。昨年北西の方から南へ移転してきました。この時は残念ながらジョー氏は癌治療でおらず、彼の妻と息子とお会いしました。


ジョー氏の妻、デビー。KGガンマットが前にあります。このマット、油は良く吸収しますがにじみが少なく、自動車整備業でも使われているとか。サンプルでガンオイルを掛けてみましたが、言う通り染み跡はぬるぬるでなくサラサラでした!


ジョー氏の息子、クリス。彼がガンコートのFDEで塗装したカスタムD&Dライフルをお披露目。


作業員。KGは僅か数人で営業している小数精鋭。


ストックを塗ったやつ、これ良いだろう?!と私に押している所。


テーブルの下の箱に有ったものを取り出したらなんと!!!
ラルーも同じテキサス州の会社なので、KGとは普通以上に仲が良い。コスタは全部KGの工場で塗装したそうです。(テーブルの下にも沢山ありました!)


コスタプレデターの反対側。カッコいいですね〜!

次の紹介ではKGガンコート、デュラコートとセラコートの比較をします。

  

Posted by suzutomo at 07:58KGガンコート

2012年02月04日

KG ガンコート HK ブラック

寒い日々が続いております。皆様もどうぞ御身おたいせつになさってください。

今回はKG ガンコートのHK ブラックで塗装したレシーバーを紹介致します。
KG ガンコートは実銃用の塗料で、アメリカ特殊部隊Navy Seals用に作られ使用されています。ミリタリースペックに作られている為、硬質な塗膜は高強度を誇ります。
日本国内では弊社がこのHK ブラックや、AK ブラック、又はPTFE テフロンコートを独占契約で取り扱っています。個人様、業者様の加工を承っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい

HKと言えば半つやの真っ黒。まさにこれです。


WEのHK4168


これに色とレーザー刻印が入ります。できれば今度仕上がりを紹介致したいです。

PTW416


今度アンダックスワークス・ジャパンから販売される削り出しPTW416の初期サンプル。
無垢の削り出しはサンドブラストの掛かりも最高で、塗膜が非常に奇麗です。  

Posted by suzutomo at 19:54KGガンコート

2011年12月02日

KG ガンコート グロス・ブラック

今まで黒と云えばフラットブラックの見本ばかりだったので今回はつや有り黒の見本を紹介します。
元塗料はグロス・ブラックそのままとフラット・ブラックを磨いた物です。

まず最初はグロス・ブラックから。プライムのボブ・チャウ、シルバーモデルです。

グロス・ブラックはたまたまフラット・ブラックと間違った納品で入荷したのですが、これはこれで使えますね。
生地が良く磨かれていたのでサンドブラストを掛けるのが勿体なく、回数に分けて塗装しました。つるつるの面は剥げ易いので、この方法で塗膜の確立を図ります。

シルバーモデルなので勿論隅々まで塗装が掛かってます。

次に紹介するのはフラット・ブラック。両サイドの平面を研磨してつやを出してます。本来ならマットな低反射の黒です。

まずは両サイドから...

塗膜より頃染めの様な感じです。前に紹介したバレルの黒染め加工と同じ要領です。

このフレームはフラット・ブラック一色で塗装されています。下部はマットで反射がミュートされてます。

鏡面度も磨けば磨く程向上します。平面を保ちながら各エッジに気を付けて、丸めない様に丁重に磨くのが大変です。

ちなみに下記の写真は研磨する前の状態です。
  

Posted by suzutomo at 01:21KGガンコート

2011年10月19日

KGガンコートとテフロンコートの見本No2

こんばんは。
AR編を紹介しようと思ったのですが、なんと...みんな同様な黒色なので違いで云うと刻印オン・パレードになってしまい...汗
流石AR系には黒が圧倒的です... FDEやODも魅力的だと思うのですが... とりあえず、そういう事で路線を変えてみます。
鈴友ホームページでは紹介しているのですが、ミルスペック塗料とHVLPならではの塗装技法を紹介します。質感が触っただけじゃ分からない程リアルな鋳物風やパーカライズド調に、後加工で磨きを掛けてつやを出しをした仕上げなどお見せ致します。
まず最初に撹拌塗装と普通塗装の質感の違いを紹介します。PX4ができ上がったので、それで比較できます。


Detonator SD PX4 アルミスライドに自家製テフロン塗料を滑らな普通塗りで仕上げたものです。





こちらは同じくDetonator PX4 アルミスライドですが、同じテフロン塗料を撹拌塗装で仕上げました。違いと云えばこのスライドには塗装前にミーリングの加工痕を付けたくらいで、両方にサンドブラスト、密着安定剤の前処理を施されています。とても同じ塗料を使っている様に見えないのですが、間違いなく同じ物です。撹拌塗装で梨地にしたりできるのですが、その際、特にテフロン塗料の場合使っているうちに表面が慣れて、ウェザーリングの様な感じが出てきます。膜厚は通常より厚くついているので、梨地が落ちて表面が滑らかになるのです。

フレームは上の方がKGで、下の方はデュラコートです。やはり焼付けができないKGは剥がれるので、熱処理ができない下地の塗装にはデュラコートが一番です。




これがテフロン撹拌塗装のできたてです。上と下のPX4はゲームで使った後で、使っているうちに表面がやや滑らかになり始めました。


粒子が粗いので光の反射を拡散します。下の通常テフロン加工より撹拌塗装は表面を低反射にします。

この様なKG塗装方法で一見変わった加工ができます...

これは鈴友HPでも紹介してますが、WE製M16A1VNのフロントサイト部分です。フロントサイトの表面は最初つるつるしてます。
入手当初のアルミバレルは黒いアルマイトで、バレルには見えない色と質感でしたがこの写真ではKG下地が塗ってあるバレルです。

鉄っぽい下地を塗装して一度焼き、その塗膜上に撹拌塗装でパーカライジング風の色具合と質感を与えました。これでパーカー塗装加工が刷れ落ちた時、下地の鉄っぽい質感が出てくる様になっています。KGガンコートなので、簡単に落ちる訳ではありませんが、撹拌塗装はかさかさな表面を作れるので、膜厚が厚くなければ刷れ落ち、下地が見え始めます。逆に膜厚が厚ければ上のPX4の様に表面が慣れて来て、滑らかになってきます。

使い古したトレポンのパーカライズドバレルと比較です。

このアルミバレルはステンレス特徴の黒染め加工をKGで始めた所です。上記の加工はHVLPを使いましたが、今度はKGを研磨する加工です。
KGは熱処理をすると金属と一体化された様に固くなります。それを磨いたりしてヘアライン加工や、黒染め加工、鏡面加工に仕上げたりする事もできるのです。これは鏡面加工一歩手前の黒染め加工。鏡面は必要ないのですがつやをだす。グロスのKG黒もあるのですが、くすみや鏡面などはやはり研磨で入れないとリアルに見えません。このアルミバレルは比較用に半分磨かれていて、従来の塗装と黒染め加工の違いが分かります。現在加工最中ですが、M1911フレームの磨きがそろそろでき上がりそうなので、出来上がり次第追加します。  

Posted by suzutomo at 00:36KGガンコート

2011年10月12日

KGガンコートの見本No1

こんにちは。
鈴友(株)HPのフォトギャラリーで写真を公開していますので、お見せしていない写真を中心にKGコートを紹介してみます。

KGガンコートは熱処理して始めて効果が現る塗料です。塗料色によっては多少性質が違うので、密着安定剤を下塗りする必要の場合もあります。塗膜を厚くすればその分頑強になりますが、本来それ程厚塗りする塗料ではありません。弊社では作動重視の猟銃、競技銃塗装の場合1mmの塗膜を掛ける事はあまりないです。誤作動の危険性というのを何時も頭に入れているからです。かつ頑固で強固な剥がれ難い塗装を防鎮やつや消し、装飾用に銃塗装は必要とします。KGコートはそのような特殊な性能を持つ様に米海軍特殊部隊用に開発されました。一定の温度を保ちながら1時間以上熱処理を施し、熱で科学反応を起こして強固になります。なので金属製フレーム、レシーバー、スライドやパーツなどにしかガンコートは施せません。KG社からStock Koteという水性ポリエチレン塗料も弊社にありますが、非金属製に塗装するにはDuracoat(デュラコート)がお勧めです。KG同様ミルスペックであり、実銃用です。デュラコートの見本はまた後ほど紹介致します。



これは鋳物のSpringfiel Armory M1911-A1 のアルミスライドとフレーム生地です。鋳物は当たり外れがあるので、見てみないと良い物ができ上がるかどうかわかりません。鋳物には「すあな」があり、正体は気泡です。この気泡が多く有るか無いかで作業の内容が大幅に違ってしまいます。ただし、今回はヘアラインを側面に入れるご依頼なので、すあなはあまり気にせずに仕事がはかどれます。


生地の反対側です。これにフラットブラックを塗装します。


塗装後。面にヘアラインが入るので、磨く辺りは塗膜を厚く塗装してます。


反対同様膜厚に気を使いながらムラなく塗ります。


仕上がり製品。面の横に流れるヘアラインが分かるでしょうか?



細かい筋がフロントからリアに掛けて流れます。


これはSISカスタムです。生地が始めから磨かれていたので、塗膜表面が滑らかです。





これはキンバーのFDE塗装です。
  

Posted by suzutomo at 12:01KGガンコート

2011年10月10日

KG GUN-KOTE、STOCK-KOTE


特殊塗装のKG GUN-KOTE, STOCK-KOTE の両方を扱っております。KGコートはアメリカ軍海兵隊特殊部隊NAVY SEALS使用に作られた特殊な焼付塗装、常温塗装でございます。過酷な条件に対応できるよう検査され、耐熱、耐摩耗、耐久性に優れた塗料です。弊社は実銃塗装からエアガンのバレルからレシーバー、パーツまで単品から量産ロットまで承っております。そして国内では弊社が独占に扱っている塗料タイプも揃えており、塗料色の調合も行っています。

最新のHVLP(大量低圧)システムで塗装を使用しているので幅広い質感が得られます。一色の塗料でも雰囲気が全く違うようにでき、弊社独自の磨きで深みのある鏡面処理なども施せます。密着安定剤のK-Phosを必要とする塗料色があるので、事前にご連絡下さい。

2400シリーズ
フラット・ブラック(つや消しの黒色です)

フラット・ダーク・アース(つや消しのタン色です)

ミルスペック・オリーブ・ドラブ(つや消しの深緑色です)

フラット・サービス・ブラウン(つや消しの茶色です)

フラット・グレイ(つや消しの灰色です)

フラット・ホワイト(つや消しの白色です)

チタニウム (チタン色)

アンティーク・ブラス(半つやの黄銅色です)

イエロー (黄色)

ミッドナイト・ブルー (深青色)

ホット・ピンク (ピンク色)

K-Phos 密着安定剤(プライマーの役割で、リンが科学結合を強めます)



国内独占使用塗料色
2400シリーズ
AKブラック (AKライフル用の黒色です)

HKブラック(H&K社用の黒色です)

ライト・デザート・タン(つや消しのタンより白に近いクリーム色)



1600シリーズ
PTFE・フラット・ブラック(テフロン入りつや消し黒色です。滑りを良くします。)



鈴友オリジナル調合色
M16A1 初期アルマイト色

パーカライジング・マグネシウム複合色

パーカライジング・亜鉛複合色

鉄製鋳物色

SIGグレイ(SIGライフルに使用されている灰色を再現しました)

KGコートの見本はこちらからご覧頂けます。




  

Posted by suzutomo at 22:46KGガンコート