2011年10月26日
プライム・カスタム
こんばんは。
今回ちょっとした面白い仕事が入りましたので、行程を紹介しながら作業業務なども紹介しようと思います。
まずプライムの削り出しのまんまのレシーバーですが、こんな状態でした...

見た目は下処理が大変そうですが、やはりプライムの面取りは流石で、ロワーは問題ありませんでした。変わりにアッパーには削り出し特有の痕が残り、一度研磨処理を施さなくてはなりません。

要望内容はコルトの刻印を埋めて新しい刻印を掘り直し、ブラスト処理後にKG PTFEガンコートの塗装。
前処理は当然脱し。
機械油、指紋など密着を妨げる見えない膜があるので、弊社では工業用のトリクロロエチレンという金属には一番の脱脂設備に品物を通します。


脱脂をしたら刻印を埋める作業を始めます。使用するのは高熱に耐えられる金属パテ。KGは高熱処理を施すので、十分に設定温度を耐えられるパテでなくてはなりません。レジーバーはアルミ素材なので、アルミパテを使用します。

上の物を面取り、下磨きを掛けると...


こんな感じになります。
今度はこの上に刻印を入れます。レーザーでやりたいのですが、パテと生地の素材が違うので(色と反射加減でわかります)境界部分で質感が変わってしまいます。パテを埋めたら機械彫刻で刻印をいれ、その上を塗装します。

二つの刻印が重なって見え難いのと、この後にサンドブラストを掛けるので、色んな角度から表面と堀具合をチェックします。ご覧頂けると分かると思いますが、この時点では表面は奇麗に研磨されています。

サンドブラスト処理後



KG PTFEガンコートとはテフロン ガンコートの事です。反射が少ない撹拌塗装の依頼ですが、まず前処理として下地に密着安定剤を塗って表面を整えます。用意ができたらガンコートで丁寧に要所々々を塗装します。


今回ちょっとした面白い仕事が入りましたので、行程を紹介しながら作業業務なども紹介しようと思います。
まずプライムの削り出しのまんまのレシーバーですが、こんな状態でした...
見た目は下処理が大変そうですが、やはりプライムの面取りは流石で、ロワーは問題ありませんでした。変わりにアッパーには削り出し特有の痕が残り、一度研磨処理を施さなくてはなりません。
要望内容はコルトの刻印を埋めて新しい刻印を掘り直し、ブラスト処理後にKG PTFEガンコートの塗装。
前処理は当然脱し。
機械油、指紋など密着を妨げる見えない膜があるので、弊社では工業用のトリクロロエチレンという金属には一番の脱脂設備に品物を通します。
脱脂をしたら刻印を埋める作業を始めます。使用するのは高熱に耐えられる金属パテ。KGは高熱処理を施すので、十分に設定温度を耐えられるパテでなくてはなりません。レジーバーはアルミ素材なので、アルミパテを使用します。
上の物を面取り、下磨きを掛けると...
こんな感じになります。
今度はこの上に刻印を入れます。レーザーでやりたいのですが、パテと生地の素材が違うので(色と反射加減でわかります)境界部分で質感が変わってしまいます。パテを埋めたら機械彫刻で刻印をいれ、その上を塗装します。
二つの刻印が重なって見え難いのと、この後にサンドブラストを掛けるので、色んな角度から表面と堀具合をチェックします。ご覧頂けると分かると思いますが、この時点では表面は奇麗に研磨されています。
サンドブラスト処理後
KG PTFEガンコートとはテフロン ガンコートの事です。反射が少ない撹拌塗装の依頼ですが、まず前処理として下地に密着安定剤を塗って表面を整えます。用意ができたらガンコートで丁寧に要所々々を塗装します。
Posted by suzutomo at 01:09
│刻印(レーザー、機械)