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2012年05月28日

刻印あれこれ(浅彫り白色マーキング編)

お早うございます。
前回に続き、ミルスペック塗装と刻印の紹介をします。
今回は白色マーキングで、前回と同様にレーザーで加工されています。
良くプリントと間違えられる方もおられますが、塗膜を削り、金属素材を熱で彫りながら白色に酸化させて行きます。
深彫り同様、埋めるか削り取るか、サンド・ブラストを掛けない限り消えません。

刻印あれこれ(浅彫り白色マーキング編)
刻印あれこれ(浅彫り白色マーキング編)
WE製HK416Dの刻印バージョンをブラスト掛けして塗装を剥離します。ブラスト掛け終えたら刻印が消えた様に錯覚してしまいます。ですが、ブラストされた表面を磨くとまだ痕が見え、勿論この状態で塗装を掛けたら刻印の痕が見えてしまいます。刻印痕の深さにもよりますが、金属パテで埋めたり、削ったりして刻印の痕を残さず取るのが必要となります。削り終わったら再度ブラスト掛けをしてバフ目を消し、塗装の食いつきを良くさせます。

刻印あれこれ(浅彫り白色マーキング編)
最終的にはこんな感じに元通りに仕上げます。元通りとは言いますが、KGガンコートのHKフラット・ブラック色で塗装処理しているので、純正のより強固で墨黒です。雰囲気も実銃並みになります。

刻印あれこれ(浅彫り白色マーキング編)
この416に使用されている書体は2通りあります。一つはドイツ工業規格書体、ドイツ国産生産モデルです。もう一つはゴシック調の書体、海外生産は色んな国が行っているみたいで、ノルウェーもこの書体を使ってます。

刻印あれこれ(浅彫り白色マーキング編)
そういけば416にはこんなのがありますね。これもHKフラットブラック使用。

刻印あれこれ(浅彫り白色マーキング編)
416N, ノルウェー軍仕様です。416Dとは異なりマグウェル前方部分に警告の刻印が入っておりません。そしてアッパーの製造年期、合格章の刻印も416Dと違います。

刻印あれこれ(浅彫り白色マーキング編)
ノルウェーもスイスやイスラエル同様に徴兵制度があり、民間人も数年軍隊とHK416N(又はK)にお世話になるそうです。彼らもアフガンで戦って来た部隊です。上の銃はその一つ。機会があればこの様な仕上げで塗装してみたいです。

刻印あれこれ(浅彫り白色マーキング編)
旧KACの白柄マーキング。このタイプのマーキングは白と黒のコントラストが魅力的です。

刻印あれこれ(浅彫り白色マーキング編)
これもレーザーマーキングの代表的刻印。

刻印あれこれ(浅彫り白色マーキング編)
そしてその反対側。

刻印あれこれ(浅彫り白色マーキング編)
このアッパーにはKGガンコートのフラット・ブラック使用。BCMはBravo Company Manufacturingです。

また画像など整理できましたら紹介致します。




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